kinoko2002

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kitty guy

「キチガイ」という単語は英語の「kitty guy」が日本語として定着したものであり、さらに英語の「kitty guy」も元は日本語だった。

複雑な話でなんのことかわからないだろうが、こういうことだ。
我が茨城の古い方言に「きてぇ」というものがある。
地元の老人は、変わり者や、異常な行動をとる者、一般常識から外れた者、よく言って「超個性的な人」を見ると必ず「きてぇだなぁ」と感嘆する。
田舎だから、少しでも普通と違う者はみんな「きてぇ」。
たぶん漢字で書くと「奇態」だ。
俺もよく近所で「あそこの息子はきてぇだなぁ」と噂されてたらしい。

第2次世界大戦当時、とある米軍基地内の捕虜収容所に、茨城県出身者によって編成された部隊がまとめて収容されていた。
彼らはここでも事あるごとに「アメ公はきてぇだなぁ」などと口にしていた。
ある日、通訳として雇われていた男が日本兵のひとりに声をかけた。
「私は大学で日本語を専攻していた。だが君たちが言う“kitty”という単語は学んでいない。一体どんな意味なんだ?」
「kittyっちゃなんだ?ああ、“きてぇ”のことか」
「そう、それだ」
「なにゴジャッペゆってんだ?きてぇっつったらきてぇだっぺこの」
これでは埒があかない。
通訳は、この激しい茨城訛りと自分が学んできた正しい日本語とのあまりの違いに頭を悩ませていた。
数ヶ月後、基地内をあるニュースが駆け巡った。
「なに?神風特攻隊?なじょにそんてなごどやったっぺ?」
(※なじょにそんてなごどやったっぺ=なぜそのようなことをしたのだろう)
日本兵は続けた。
「なじょにそーたこと・・・」(※なじょにそーたこと=なんでそんなこと)
「・・・きてぇだなぁ」
ポロッと本音が漏れた瞬間である。
そして同時にそれは、通訳がかねてからの疑問を漸く理解した瞬間でもあった。
「なるほど、それがkittyか・・・」
それ以来、米軍の間では敵味方問わず特にクレイジーな行動をする兵士を良くも悪くも「kitty guy」と呼ぶことが流行した。
これが戦後、進駐軍により日本に伝えられて「キチガイ」という新しい日本語が誕生したのである。
つまり、意外なことに、「キチガイ」という言葉はなんと
基地外ではなく、基地内で生まれたのだった。
知られざる歴史の皮肉である。

茨城弁では変人を「きてぇ」という、という部分だけ本当。


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  1. 2010/04/01(木) 00:00:00|
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